2020年 第15回日本構造デザイン賞
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第15回構造デザイン賞について
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日本構造デザイン賞は、2006年に第1回の授賞を始めて、今回第15回目の授賞を実施できる運びになり、皆様と共に喜びを分かち合うとともに、受賞された方に心からお祝いを申し上げます。
松井源吾賞が1990年の6月に第1回の授賞行われ、2005年に第15回の授賞をもって終結した後、構造設計に携わる設計者を顕彰する制度が失われてしまったことを遺憾に感じた松井源吾賞の受賞者たちが、川口衞先生を中心に日本構造家倶楽部を結成して設置したのが、本賞の始まりです。以来、川口衞、播繁、佐々木睦朗、梅沢良三、新谷眞人、斎藤公男、金田勝徳の松井源吾賞の受賞者が審査委員長を務め、さらに外部からゲストの建築家を交えて、審査にあたってきました。応募者の中から、毎回2名の受賞者を選出して顕彰し、受賞者を構造家倶楽部の正会員としてお迎えして、授賞活動に参画して頂いています。
さらに、2年後には、松井源吾特別賞を新設して、建築構造関連分野に多大な業績を残された方を、構造家倶楽部の理事会で推挙して顕彰することにしています。
今回、松井源吾賞と同じ15回目の顕彰活動が継続できたことで、ある種の安堵感を抱いています。世間では、新型コロナウイルスの蔓延で、今までの社会と異なったライフスタイへの変革を余儀なくされると思います。建築に対する価値観の変革を余儀なくされる時代になるのは必至かもしれません。私たちの日本構造家倶楽部も、社会の変化に追随できる柔らかな価値観を共有できる団体として、活動していきたいと考えています。
中田 捷夫(選考委員長・構造家)
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2020年 第15回日本構造デザイン賞
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木下 洋介(きのした・ようすけ)/ちぐさこども園 | 経歴と受賞作品・選考評 |
田尾 玄秀(たお・ひろひで)/東急池上線旗の台駅 | 経歴と受賞作品・選考評 |
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2020年 第15回日本構造デザイン賞 松井源吾特別賞
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加藤 史郎(かとう・しろう) シェル及び空間構造の発展への貢献 |
経歴と業績・選考評 |
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選考委員
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中田 捷夫(委員長・構造家)
渡辺 真理(建築家)、
篠原 聡子(建築家)、
丹野 吉雄(構造家)、
向野 聡彦(構造家)、
多田 脩二(構造家)