2007年 第2回日本構造デザイン賞
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総合選考評
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今回、第2回日本構造デザイン賞の募集に際しては、6件の応募があった。今年は、全て国内からの応募である。応募作品はいずれも甲乙つけ難い力作であったが、慎重に審査した結果、以下に述べられる3件の受賞作品が選ばれた。
受賞作品に特に傾向は無いが、他団体の類似賞では、選ばれ難いような作品も漏れなく検討しようという審査員の意識が、ある種に方向性を打ち出す結果になっているかもしれない。
審査の過程で、建物の規模の大小は、問題にされていない。
昨年同様、造形にオリジナリティ―があり、それぞれの規模に応じた的確な技術的裏づけと、ユニークな発想によって、健全で優れたデザインの構造設計が得られていると思われる作品が選ばれていると思われる。
播 繁(選考委員長・構造家)
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2007年 第2回日本構造デザイン賞
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斎藤 利昭(さいとう・としあき) /東京建設コンサルタント新本社ビルの構造設計 | 経歴と受賞作品・選考評 |
橋本 和重(はしもと・かずしげ)/フラットバーによるエキスパンドベアリングウォール | 経歴と受賞作品・選考評 |
清貞 信一(きよさだ・しんいち) /一連の鋼板による建築 | 経歴と受賞作品・選考評 |